子供達が元気に遊んでいると、
にぎやかで、微笑ましいと思います。
(限度もありますが…)
しかし、
その中に、
「嘘をついてまで、自分の要求を押し通そうとする子」がいると、
どう思いますか?

え!?
何?この子…
図々しいーっ!!
この記事では、
図々しい子に悩んだ私の体験談をお話しします。
同じように、「図々しい子」に悩むママさんの気持ちがラクになれば幸いです。
【体験談1】娘の友達が「お菓子をせびる」ようになった経緯
ここ(【道路族】騒音に困った私が、子供たちに「想像力」で伝えた話)に書いた通り、
私の家の隣の道路は、近所の子の遊び場になっています。
なので、ここでは私の娘や、その友達が遊んでいます。
縄跳びやシャボン玉、鬼ごっこ、お絵描きなどをして楽しむ子供たち。
みんなが仲良く遊んで、実に、微笑ましい。
なので、
お菓子を差し入れようと思いました。

みんな~!
おやつ食べる~?
そう言って、私は大袋のお菓子を開封して、子供たちに分けました。
子供たちは、「おいしい」「ありがとう」と言って食べ、また遊びだしました。
みんな、良い子だなぁ。
お菓子を分けて良かった良かった。…と、思いました。

遠慮なく要求!図々しい行動の始まり
私がお菓子を分けたことで、1人の女子に目を付けられました。

ねえ、チョコ食べたい。

え!?
あ…、うん…。
ちょっと、待ってね…。
急でした。
いきなり、お菓子を指定され、せびられました。
遠慮もなく、当然のように要求されたので、びっくりしてしまいました。
図々しいとは思いつつ、
急なことに戸惑ってしまい、
つい、
チョコをあげてしまったのです。
次の日は、「ブドウ味のガム」
その次の日は、「パッ○ンチョ」
毎日、当たり前のように要求され私は、
イライライラ…
エスカレートする要求!「嘘」をついてお菓子をせびる
私は当たり前のように要求してくる「図々しい子」に、
嫌気が差し、うんざりしました。
なので、
断ることにしました。

お菓子を食べすぎると、
夜ごはんを食べれなくなるから、
お菓子はやめようね。
私が断りを入れると、
図々しい子は引き下がったので、
ほっとしました。…しかし、
次の日、
「ピンポーン」
インターホンが鳴ったので出てみると、

おばあちゃんがね、
ぷ○ちょのイチゴ味なら、
食べてもいいって言ってたよ!!
もはや、
娘と遊びに来たわけでもなく、
ただ単に、お菓子をせびりにきただけ!!
イラッ!!
子供相手とはいえ、
さすがに堪忍袋の緒が切れてしまいました。

おばあちゃんが本当にそんなこと言ったの?
「ぷ○ちょのイチゴ味」なんて言った??

ぐぬぬ…

もし、嘘ついているんなら、
嘘をついたことも注意するけど、
それでいい?
この後も、この女子は「お母さんが言っていた」「1つだけなら…」など、嘘に嘘を重ねていました。
めげない姿に、すごいなと思う一方で、そのエネルギーを違う方に使えばいいのにとも思いました。
らちが明かないので、
親と対面することにしました。
そして、
一部始終を相手の親に話したのです。

え!?そんな…
うちの子には、
「どうぞと言われたら、食べていい」
と言って聞かせたのですが…
お菓子をせびる女子は、
どうやら、親に言われたことを都合よく解釈し、
自分の要求を通そうと利用したようでした。
そして、
お菓子をあげない
と決め、相手の親から子供に伝えてもらいました。
【体験談2】「うちに入りたい」と嘘をつく友達への対応
長女が小学1年生のときのお話です。
下校時刻は15:00。
お友達と一緒に歩いて家に着くのが15:20。
そのころの私は、長女の帰宅時刻に合わせて退勤していました。
ある日、長女と一緒に帰った友達が、

おトイレしたい…。
というので、快くトイレに案内しました。
トイレが終わって帰っていったのですが、
次の日…
「家に入れない」と嘘をついた本当の目的は?

お父さんがね、
5時にならないと帰ってこないの。
だから、5時まで家に入れないの。

ええええ!?
それは困ったね。
じゃ、少しうちで待ってようか。
私は、何か複雑な事情でも抱えているのだろうかと、
その子を家の中にいれ、娘と遊ばせました。
複雑な事情なのかと思う一方で、
下校方法については、確か…
入学前に学校に連絡してあるはずだよね!!
「家に入れない」なんて、
あってはならないよね!!
その子を見送ったあとに、
学校に連絡を入れました。
すると、

その子は、おばあちゃんが家にいますので、
入れないことはありません。
この件は、私の方から本人に指導し、
おうちの方にも連絡をしておきます。
…ほほう…。
嘘ついたのか!!
うちに入りたいから、
嘘をついたのか!!
こ・れ・は…
腹立つわー!!
だって、
事情があるのかと心配したよ?
心配したこの気持ち…裏切られた!!
結局、先生からの指導のおかげで、その子はうちに来なくなりました。
なぜこんなにムカつく?「親切心の搾取」の正体
私はなぜムカついたのかというと、
・子供たちに喜んでもらいたいという気持ち
・娘の友達を心配する気持ち
を、自分の要求のために利用されたからです。
だから、
「親切心の搾取」なのです。
図々しい子への有効な対処法は「嘘を暴くこと」
今回のエピソード1、2の対抗措置として、
・相手の親に一部始終を話す
・先生に事情を話す
という措置を取りました。
ですが、
この2つに共通するのは、
「嘘を暴く」
ということです。
親切心の搾取の手段として「嘘」を使ったので、
嘘を暴くという措置をとりました。
嘘と分かれば、相手の言う事を聞く必要はないですから。
図々しさは将来性?「交渉力」としての一面
ここまでは、
自分の要求のために、嘘をついてまで人の親切心を利用する(図々しい)
に対して、ムカムカで、イライラしたお話でしたが、
少し立ち止まって考えると、
違った面が見えてきました。
それは、
・お菓子をもらうために
・人の家に入るために
交渉をしていたという面です。
交渉の手段に嘘はダメなのですが、
この「図々しい子」は、どうすれば要求が通るのか?と考えたはずです。
考えて、実行。
それが交渉。
この子たちが、知識や経験を積んで大人となったとき、
交渉上手な営業マンになっているかもしれませんね。
ただ、子供のうちに
・迷惑は良くない
・嘘は良くない
ということをしっかり教えておかなくてはいけません。

まとめ
今回の2つのエピソードから学んだことは、
「子供の言葉を鵜呑みにせず、第三者(親、先生)への確認を怠らない」
という点です。
彼女らが交渉の手段として「嘘」を選んだ以上、私たち親は、冷静に事実を確認し、対応することが「親切心の搾取」から自分を守る唯一の方法でした。
図々しさや交渉術は、将来役立つ能力かもしれませんが、他者を傷つけ、親切心を踏みにじる形であってはならないです。
「親切心」は、利用されるためにあるのではなく、分け与えるべき相手を見極める知恵も必要だと、今回の体験を通じて強く感じています。
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