変化の激しい現代社会、職場における今までの考え方や方法が、この先の未来も通用するとは限りません。
「だったら、どうすればいいの?」
とお悩みの上司の方はいらっしゃいませんか?
聞けばいいじゃーんっ!!
みんなに、聞けばいいじゃーんっ!!
「どうしよ~?これから、どうしよ~??」って。
ひとりひとりが、違う価値観持っているって、すばらしいと思いませんか?
経験、知識、感想、性格、興味、趣味…
それらから得られる情報がひとりひとり違うってことは、
情報が無限にあるようなもんでしょ!?
ま・さ・に
「宝の山」
この宝!眠らせるにはもったいない!!
未来が読めなくとも、
この宝をうまく活用できれば、
未来に向けて、
何かしらの対策や、新規企画とか、生み出せるはずっ!!
この記事では、そんな部下の意見の価値や、宝の引き出し方についてまとめました。
・部下との面談や会議で、もっと活発な意見が出てほしい
・部下たちが沈黙してしまう
と課題を感じている上司皆様の参考になれば幸いです。

第一章:眠れる宝を探せ!部下の意見が「金脈」である理由
上司の経験は確かに貴重です。
多くの失敗や壁にぶち当たり、悩み、考え、努力し、乗り越えて獲得した経験は、誰でも得られるものではない貴重なものです。
まさに、ピッカピカの宝です。
でも、足りない。
ピッカピカでも、上司の分しかないのは少なすぎでしょう。
でも、周りを見渡せば、
・キラリと光る小さな宝
・ちょっと不格好な宝
・ギラギラしたクセの強い宝
・音が鳴る宝
など、たくさんの種類の宝が近くにゴロッゴロ転がってませんか?
この個性的な宝は、組織において莫大な財産なのです。
【異文化刺激】組織に新しい考えを吹き込む中途採用者
私の職場では近年、中途採用者が30人ほど採用されました。
そして、中途採用者が持つ、他会社の情報(特に成功例)というのは、
とても参考になります。
そして今、中途採用者発信で、会社のルールの変更や見直しが行われています。
例えば、
・はんこレス
押印ではなく、サインで十分でしょう。
・休暇申請の理由記入を廃止
プライバシーを守ろう
・交通費の見直し
ガソリン代の値上げに合わせて、見直そう
・生産スケジュールの閲覧
全員が、今後のスケジュールを把握して効率よく仕事をしよう。
・紙媒体の見直し
紙媒体をデータ送信できるよう見直してみる
など。
他所様の良い部分を積極的に採用することで、職場や仕事は常にアップデートされ、より柔軟に進化しています。
【生きた情報】肌で感じる!現場の声を知る最前線の部下
ここでは、仕事の問題発見や改善が盛んに行われています。
いわゆる「現場目線」というのは、最前線の現場で働く部下のみが持っていて、
上司は部下のような目線で見ることはできません。
毎日、最前線で作業していると、眼にフィルターができるようで…
「いつもと違う!!を見極める」
という機能を持つフィルターですね。
あと、皮膚や、耳にもフィルターができるようで、
肌感覚や音で異常を察知するんです。
すごいです!!
これぞ第六感!?というやつなのでしょうか??
最前線の部下は、品質と効率UPの意識が高いです。
【知の宝庫】専門分野を深く探求してきたベテラン社員
ベテラン社員は、「知」と「経験」のレベルが桁違いで、
私的には「ベテラン」を通り越して「マッチョ」!!
もはや、マッチョ!!
ベテランともなると、その豊富な知識と経験を基に、
職場の可動域をさらに広げることが可能です。
「ここまでが限界」
の、限界値をググーっと押し広げます。
昔は無理とされていた、材料や形状が生産可能となり、
さらなる効率の向上や、新アイテムの開発が行われます。
【新鮮な発見】固定観念を覆す!?新人の純粋な視点
「なんでですか?」
そのピュアな眼差しで聞かれると、
「…あれ?確かに…なんでやろ?」
なんでかというと…
・先輩から言われたから
・昔からこうだから
・業界の慣習だから
という理由が出てきます。
昔は、「なんで?」なんて疑問を持つことすら許されず、
そういうもんなんだと飲み込むしかなかった。
それでなんとかなっていた時代。
でも新人から「なんで?」と聞かれたとき、
「そもそも今は退社して、職場に居ない人が決めた事を
まだ守らなくちゃいけないの??」
と、思ってしまった。
「今いる私達が、私達のためにルールを決めるべき」
新人のおかげで、自分の固定観念や、偏った価値観に気付くことができました。
【未来予知】時代の変化を感じ、ひらめく部下
流行に敏感だったり、新しい店やアイテムをすぐにチェック!
最新の情報に通じている部下は、時代の変化に上手に対応しています。
アンテナの感度高すぎ~!!
そんな部下は、新規企画にもってこいです!
最近の議題としては、やはりAIの活用。
人手不足で、人材確保が難しい現在、
そもそも人材をあてにすること自体を、見直すべきでは?
そこで、仕事にAIを活用して、人的労力を軽減することを
検討しています。
生産数量をカタカタ手入力。
生産ロス量を電卓でポチポチ。
あれれ?数が合わないぞ??
あ、入力ミスしてる。
あ、記入漏れが…。
AIシステムを構築して、こういった作業やミスから解放し、
確実で効率の良い、余裕のある仕事を目指します。
アンテナ感度が高い社員の持つ情報を、仕事と結びつけると
これまた可能性が広がりますね。

第二章:なぜ彼は黙っている?沈黙部下の心の声に耳を傾ける
な~るほど!!
ひとりひとりの感覚や意見、経験などは、
とても価値のあるもので、
それを仕事に活用すればいいのね!!
ならば、聞こう!!
部下の意見を!!
聞こうじゃないか!!
・1on1(個人面談)
・部署ミーティング
・会議
準備はOKだ!
さあ!
どんどん発言してくれたまえ!!
……
………
ん?
ほら、遠慮なく…
「特に…ないです…(沈黙)」
なぁぜ??
発言の場はあるのに、
なぜ発言しない??
そりゃ、上司に意見するなんて緊張するやろうけど、
遠慮しなくていいのに。
上司としてコミュニケーションは常に心掛けているから、
そんな遠慮するほどの関係ではないでしょ??
さて、この沈黙は、果たして遠慮なのか!?
沈黙の奥に沈んだ心の声は、どうやったら聞こえるのだろうか!?
第三章:【要注意!】何気ない一言が部下の口を閉ざす
上司の言動を、部下は常に見ています。
何に対して、何を言ったのか、どう行動したのか。
それによって、どんな影響があったのか。
「部下が意見を言わない」
この要因は様々ありますが、下記は私の職場で実際にあった出来事です。
私の上司は、とても頼りになる上司!!
上司はいつも、
「困ったときはすぐに言ってくれ!!」
「確実で効率的な仕事のために、何か提案があれば言ってくれ!!」
と言います。
なので、とても心強いのです。
…な~んてね、
そんな風に思っていたのは、はじめだけ。
頼りになる…だと!?
言ってくれ…だと!?
あらあら…
一体、どの口がそんなふざけた事を言っているのかしら?
怒りと落胆を通り越して、逆に可笑しいわ。
問題解決から逃げる?「とりあえず」が示す上司の無関心
私が、仕事上のトラブルを相談したとき、なんと言ったか?
上司「それは…まぁ…うん!
とりあえず、もう少し様子を見てみよう。」
…
「本当にそればっか!!」
とりあえずとりあえずとりあえずとりあえず!
とーりーあーえーずー!
それ何回目やねん!!
部下はね、トラブルにどう対処すべきか、悩みに悩み、
自分なりに行動して、それでも解決しないから、
勇気を振り絞って、助けを求めているのに、
「とりあえず」なんて一言で片づけられては、
たまったもんじゃない!!
様子見ってなに?
見たわ!!
秒速却下!部下のモチベーションを刈り取る!!
確実に、効率よく、苦手な作業をどうするか…
仕事をする中で、部下は自分なりに改善を行っています。
ただ、その中に自分だけでは済まないものもあります。
誰かの協力や許可が必要な場合、上司に相談しなければなりません。
部下「この工程を見直しませんか?
例えば、変更がある場合のみチェックするとか。
現状では、過剰チェックで効率が悪いと思います。」
上司「うーん。
いや、別に現状で問題は特にないでしょ。
過剰っていっても、大して時間のかかる作業でもないし。
必要ないと思うよ。」
部下「…はい。」
(確かに、大した時間はかからない。
けれど、それが20個30個ともなれば、
大した時間やがな!!
そんでもって、やっとるの私やがな!!
あんたは何もしとらんやん!!)
あ~あ…
言わなきゃよかった。

第四章:心理的安全性こそ最強の武器!意見が飛び交うチームへ
心理的安全性とは
チームや組織の中で、メンバー一人ひとりが安心して自分の意見や疑問、懸念などを表明できる状態のことです。
〔Google AI(Gemini)による生成テキストより引用〕
新規企画だの、改善だの、クレーム対処だの…
何かを考える場合は、多い人数で考えたほうが、多くの意見が出て、より精度のある対応ができます。
ただし、そこには多くの人が自分の意見を発言する必要があります。
それが、難しい。
だんまり。
シーンとした沈黙会議が目に浮かびます。
そういう会議にならないために、
心理的に安全な環境が必要なのです。

もう会議で沈黙させない!心理的安全なチームを作る方法
私の職場では、すでに心理的安全性が確保されている部署があります。
部下が成長するために、上司に必要なものとは?
ここで登場する「愛のある上司」の部署です。
この部署では、部下達一人一人が考える力を持っています。
何かトラブルやミスが起こると、
色んな意見が出ます。
・原因は何かな?
・原因の背景は何かな?
・どういう状況だったのかな?
・どうすればいいのかな?
・ここが分からないな。
・同様の事案はあるのかな?
特に会議をしなくても、仕事の合間に自然と自分の考えを言い合います。
心理的安全性が確保されているから、
みんなが安心して発言できているのですね。
この「愛のある上司」には、いくつかの特徴があるのですが、
特に、
・聞く姿勢
・部下と同じ目線(部下を尊重する)
この2点で、
「自分を受け入れてくれる」
と感じるのです。
私って、大切にされてる
これぞ、心理的安全性。
部下の心を再び開く!上司の信頼回復アクション
では、部下の信頼を失った上司が、どうやって信頼を回復できるのか?
ずばり、
・NG行動をしない
・逃げる
・即否定
・機嫌が悪い
・威圧的態度
など
・部下の意見を受け入れる
・部下を尊重する
これを心掛けて行動し、部下の気持ちが変化するのを待ちましょう。
そして、部下が困っているときはチャンスです!
上司から部下に話しかけて、問題解決のサポートをすると、
信頼されやすくなります。
「言える」環境こそが、組織を成長させる 鍵 となります。
部下の意見という宝に光を当て、その価値を最大限に引き出すリーダーこそ、変化の激しい現代を生き抜くことができるのです。

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